元々の最終話「夜降ち」のうち、ほたる奇襲シーンを大幅に加筆、飛鳥での暮らしを丸々追加したものです。
タイトルは「ほのおのよる」。炎とは「火の穂」の意らしく、穂垂る、火、というワードが合致したため採用。
・段落1〜2/香ほづ木売りと再会
矢野が突然態度を変えたのは、香ほづ木売りが「あいつら三人」と「一緒に櫂持ちを雇った」と言ったため。1-10「異郷」で浬が申告した人数と異なることから、もう一人の存在に気付いたものです。
・段落3〜4/暁を追う影、針葉が追う影
何やら双方に動きが出てきます。
・段落5〜/ほたるにて
元々の流れをほぼ踏襲しています。
針葉が暁の命を救うのは1-01に続き二度目となります。