元々の2-01の大半は一年目の暮れの回想だったため、六年目公開にあたって整理し、大幅に加筆したものです。
・段落1/呪い
大掃除や家の補修以外はまるっと加筆。
暁御大による正月飾りはここで初登場。
紅砂は人格面では家面々の中で一番、ただし妹にまつわる事項を除く。
・段落2/季春座
織楽が人に抱き付くのは、犬が人にじゃれつくのと同じくらいの軽さです。
最後、暁が気付いた物音の主は鼠。「飛ばないほうか」は1-10「異郷」の飛ぶほう(カワホリ=蝙蝠)を受けたもの。
・段落3/黄月と浬
ほぼ加筆。
黄月が会いに行く「間地の先生」、「子守り」、「馴染みの産婆」については後々出てきます。
・段落4/雨の日
前半はほぼ原形を留めていますが、浬、針葉と会うシーンはまるっと追加。
壬では障子の内側から四季を見ていた暁。
針葉は逢引後。色恋ごとを隠しはしないけれど、家の中には持ち込まないようにしています。紅花がうるさいので。