あまり話数を増やしすぎないという自主規制の末、元々の一年目の年末は二年目で回想という形を取っていました。この話は、元々の一年目最終話〜2-01の間の話を丸々追加し、2-01に回していた帰国エピソードに大幅に加筆したものです。
元々「夜降ち」の名が付いていたのは1-10〜11ですが、ワープロ時代から、一年目最終話のタイトルは「冬の夜降ち」だったので、迷わずこちらに持ってきました。
・段落1/その後の話
つくづくこの段落が無かった元々の流れは急だったなぁと。
・段落2〜3/女の子です
ようやく暁が手拭いを外します。
暁の性別判明エピソードは元々は帰国後の家シーンで入れていました。
暁は港という地域も筆下ろしの意味も知らないので、どうしてこのタイミングで浬にばらされたのかも分かっていません。
・段落4〜5/坡城へ
舟の上のシーンは元々2-01に入れていましたが、暁と話すのは針葉ではなく浬でした。
紅花に女だと知られたとき=1-02「玉串」の最後のシーン。
針葉は押さえ付けても歯向かってくるような元気のいい相手が好き。浬にきつく当たるのは、浬が何でも受け流してしまって手応えが無いためです。