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  1-09◆海路の日和
2018年04月11日(Wed) ◆ 詳細解説(一年目)
 六年目を書き終えた後の推敲時に、元々あった「終籠」という話と入れ替える形で丸々追加した話です。
 サブタイトル案は「渡りに舟」でしたが、待ってました感が強く(笑)訝しむ感じが出ないかなと変更。

・段落1/織楽
 洗い張りシーンは終籠から引っ張ってきました。終籠にも暁の頼みを引き受けた織楽が結果報告をするシーンがありました。
 暁を犬死にさせたくないけれど、共には行けない織楽。彼の肩腕には常に季春座があるのです。

・段落2/菱屋
 十五夜の月見は九月(旧暦八月)、十三夜の月見は十月(旧暦九月)です。
 史実に基づくと、虫売りの商売はお盆までだったそうな。

・段落3/パーティ結成
 終籠でも暁が舟での北上を提案していました。流れとしては同じです。
 終籠では針葉の裏仕事に家面々が関わりすぎていたので、軌道修正しました。

・段落4〜5/船出
 黄月の嫌味や生きる覚悟云々は終籠の流れを汲みつつ。黄月が良い奴に見えてきてうろたえています。
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