◆ 実際にペンツールで描いてみる



実際にペンツールで地味な覆い焼き効果を描いてみます。
今までの説明を読むよりもずっと簡単な作業です。


どこに覆い焼きを使いましょう。
まず思いつくのは髪ではないでしょうか。
多くの絵描きさんが、髪や目に覆い焼きを使っておられますよね。
ということでまず適当な線画を用意します。
下塗りが終わりました。
紫で囲った部分を明るくします。
茶色は暗い赤(黄色より)なので、まずやや明るい橙を入れます。
この時鮮やかな橙を入れると光が強く、
暗めの橙を入れると柔らかい光になります。
髪ベースはです。明るい部分の色
筆圧感知の不透明度オンで塗っています。
最初の光は大きく塗ります。
もっと狭い範囲に細かく光を入れます。
今度はさっきよりも黄色に近く、彩度も低くします。
目を明るくしてみます。
ベース色が緑よりの暗い青なので、明るい水色を入れてみます。
ベース色、光色
このようになりました。
間に合わせ絵で申し訳ありません……。


あまり明度や彩度を変えずに彩色しましたが、色の選び方次第でもっと明るい光を当てたようにもできます。
また、色相のみを全く別のものにすることで、色のついた光が当たっているようにも見せられます。
(青い光が当たっていたら青い光や影にするなど)