AYE −Yom Kippur− 了 AYE第三話、Yom Kippurでした。Yom Kippurはユダヤ教の言葉で、贖罪の日、罪の償いという意味です。 レクトツァールの村は、二話のミチェドラの村です。この後ホールの補修が始まり、そしてまた第一話に戻るのでしょう。そしてまた市場になり、ゴミ捨て場になり、また劇場になり、ホールは間違った形の永遠を続けていくのでしょう。
構想のきっかけは、友人に借りていた色彩王国一巻でした。サガ●ロンティアの二枚の写真。全く違う場所なのに、私はそれを同じ場所だと思っていたのです。その間違いに気付き、同じ場所を時間差で体験するという案が生まれました。 書いた当時はチェリアズの反省の話に近かったのですが、今見返してみるとどっちもどっちですね。どちらの民族も随分と自分勝手です。 このようなしがない小説に興味を持ち、その上ここまで辿り着いて下さって有難うございました。 この話は、気に入ってはいるものの反省点が多く、自分の力の無さを痛感させられたため、降ろしてしまうことも考えました。 それでも公開して読んで下さる方がいる、そのことは公開する意味を与えてくれます。 機会が有りましたら、他の小説も宜しくお願いします。 扉 |